自身のウェブサイトを運営する際に必要になってくるレンタルサーバーですが、どうやって選べば良いのでしょうか。いくつもの比較要素のなかでサイトの用途や目的に応じて選ぶのですが、重要な判断材料の一つがサーバー性能です。

この記事を通してベンチマークについて知ることでサーバー性能を自身で判断できるようになれます。

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レンタルサーバー選びで重視するポイントは?

レンタルサーバー選びのポイントは様々あります。初期費用や月額料金の安さを重視して選ぶという方もいれば、サーバーの性能やスペック、応答速度やネットワークの安定性を見極めて選びたいという方もいるでしょう。また問題発生時のサポート体制や自動バックアップサービスといった安心感があるか、初心者だけど使いやすいかといった点も気になるところです。

これら判断材料の中で料金体系やサポート面、個別の機能や使いやすさといった要素は直感的にも分かりやすい部分ですが、性能面に関してはいきなり数字を見てもよく分からないんだけど?実際どうなの?となってしまいますよね。

しかし性能はサーバー選びで最重要ともいえるポイントで、わからないからといって無視するわけにはいきません。特にウェブページの表示速度は重要で、各サーバー側もこのポイントを売りにしてユーザーにアピールしているのはよく目にしますよね。

どうして表示速度が重要なの?

わざわざ自分でレンタルサーバーを借りてドメインを取得してウェブサイトをアップロードするのにはそれなりの目的があるはずです。のんびり個人ブログをやりたいだけならば無料ブログを利用すれば十分ですよね。多くの人に見てもらいたい、将来的にはマーケティングやアフィリエイトで収益を出したいなど理由は様々だと思いますが、そこで重要になるのがサイトの表示速度や安定性です。

サイトの表示速度はユーザーの満足度に直結します。というのもGoogleの調査によると、サイトスピードが1秒から3秒に落ちるとそのままサイトを離脱する割合が32%上昇してしまうのだとか。またSEOにも悪影響を与え、検索順位を低下させてしまう恐れがあるとされています。

また将来的にはGoogleChromeに「低速サイト」であることを示すバッジが付与される可能性も示唆されています。クオリティの高いコンテンツを用意することがウェブサイトの至上命題ではありますが、ページクオリティを上げようとすれば表示速度はどうしても下がってしまうものです。

ページ制作者は画像処理やページの処理内容を工夫してより良いコンテンツをより軽く作ろうとしますがこれだけでは片手落ちと言えます。高速なサーバーを選ぶことこそ表示速度を大きく左右する重要なポイントなのです。

そしてベンチマークがこの判断材料になります。以下では、ベンチマークについて詳しく見ていきます。

ベンチマークとは?

ベンチマークとは本来「基準」や「標準」という意味を持つ言葉で、測量において利用する水準点を示していました。そこからコンピュータの分野でも性能を示す指標として使われています。例えば、パソコンに一定の負荷をかけることで計測される性能の指標がベンチマークです。

CPUやメモリといった製品上のスペックを見ただけでは実際にどれくらい動いてくれているのか、デスクワークに使いたい、動画を編集したいなど自分の用途に相応しいのか分かりませんよね。

そこでベンチマークソフトを用いて目的に応じた負荷をかけて、ちゃんと動いてくれるかを計測していくというわけです。レンタルサーバーにおけるベンチマークも同様で、利用したいレンタルサーバーが自分の用途に見合ったものなのかを計測することであり、そこから得られた指標を示します。

レンタルサーバーの各サービスがCPUやメモリといったスペックやサーバー独自の高速化技術などを掲載しているのですが実際にどれくらいのスピードと安定性があるのかは知りたいところですよね。それはベンチマークツールを用いて計測することができます。

ベンチマークツールってどんなもの?

レンタルサーバーの性能を計測するためのベンチマークツールには「Apache Bench」「httperf」「monitis」「PHP Benchmark」があります。これらを用いて1秒間あたりの処理リクエスト数や1リクエストあたりの処理時間、エラー数などを計測することができます。

HTTPのステータスを確認できたり、PHPなど使用するプログラミング言語に適した結果を得られるか測定できたり、用途に合ったツールを選ぶと良いでしょう。ただしこれらを用いる際に注意すべき点があります。サーバーに負荷をかけてその性能を計測するというのがベンチマークツールです。

共用サーバーで高い負荷をかけすぎてしまうと迷惑になり、サーバーに対する攻撃と勘違いされてしまう可能性もあります。なので1秒間あたりの処理リクエスト数を控えめに設定する、1リクエストごとにwait処理を挟むなど、与える負荷の量に関して注意する必要があるでしょう。

難しそうだけど自分でやった方が良いの?

「比較するためのサーバーをいくつか用意する」「ベンチマークツールをインストールする」「使用法や注意点に留意しながら測定し、結果をまとめ比較する」「必要に応じて他のサーバーやベンチマークツールでも調べてみる」など自分自身でやってみるには低くない複数のハードルがあると言えるでしょう。

幸い、ウェブ上にはベンチマークツールを用いて測定し、その結果をまとめて掲載してくれているサイトがいくつもあります。もちろん興味があれば自身でトライしてみる価値は十分にあるかもしれませんが、サーバー選びという観点ならば先人の知恵を借りるのも賢い選択と言えるでしょう。

ただしその場合にも注意は必要です。というのも比較サイトにはそれぞれ推しサーバーや依頼主がいる場合もあるからです。必ずしもそれが悪いというわけではなく、公正に比較検討しているのならば何ら問題はありません。

いくつかのサイトを見比べてみるといった工程もサイト運営には欠かせない部分で、分析力をつけることにも役立つのでおすすめです。

ベンチマーク比較を参考にしながら自分に合ったサーバーを選ぼう!

レンタルサーバーのカタログ性能で分からない実際の表示速度や安定性を知れるのがベンチマークです。各サービスのベンチマークの数字比較はサーバー選びの重要な判断材料の一つであり、安さやサポート体制など他の要素と合わせて自身の用途や目的に相応しいサーバーを選ぶのが良いでしょう。性能面で迷ったならばベンチマークで実際の動作の数字を確認しましょう!