最近では、マルチプレイを楽しめるゲームが多数リリースされています。その中には「マインクラフト」や「カウンターストライク」など、レンタルサーバーを利用して共有の環境を用意することで自由なプレイを楽しめるものがあります。

利便性の高いレンタルサーバーもあるので、自分でゲーム環境の構築をするのも人気です。

そこでマルチプレイに適した、日本のホスティングサービスをご紹介します。

レンタルサーバーで配布ワールドを楽しむには

マルチプレイとは

マルチプレイとはLINEなどのSNSを利用したソーシャルゲームやオンラインゲームで、複数のユーザーが同時にプレイできるシステムやプレイそのものを指します。マルチプレイでは、ゲームの中で見知らぬプレイヤーが戦ったり協力したりできるようになります。

定義そのものには曖昧な部分もありますが、同じ世界に存在していれば他のプレイヤーと友達になったり他のプレイヤーが作った建築物を眺めたりなど、現実世界と同じように他人や事物に干渉し合うことができるゲームがマルチプレイです。

要所要所で、サーバーとデータの送受信を行っています。マルチプレイをするにはホストになって他のプレイヤーを招く方法と、申請を出して許可をもらい参加者としてプレイする方法があります。プレイヤー間の経験値の差をなくすために、自分よりも上のランクのホストのゲームに参加することができない場合もあります。

プレイヤー同士が協力することで1人では倒せないボスキャラを簡単に倒せるようになることが、マルチプレイのメリットの1つです。基本的に討伐の報酬はホストだけが受けとれますが、ゲームによっては倒したプレイヤー全員に分配されるものもあります。

秘境などを攻略する際にも、協力すればお互いの弱点をカバーし合うことが可能です。

自身でゲーム環境を作るメリット

マルチプレイは通常、ゲーム機やパソコンをインターネットに接続してゲームの公式サーバーを使って行います。しかし公式の環境はゲームに慣れた猛者も多く、初心者は太刀打ちできません。人数制限があって、入ることができないこともあります。

ホストとしてプレイすると、ゲームを起動し続けなければなりません。自身でレンタルサーバーを借りて環境を構築すれば、まったく新しい環境でプレイすることが可能です。プレイできる人数も多くなり、身近な人たちとだけプレイすることもできるようになります。

マルチプレイに適したサーバーVPS(Virtual Private Server)

サーバーには「共用サーバー」と「専用サーバー」があります。共用サーバーはサーバー環境を他のユーザーと共有しているため、高負荷となる使い方をするユーザーがいると悪影響を及ぼし障害が出たり環境が安定しなかったりします。

専用サーバーは他者と共有せずにサーバーを占有して使う方法で、利用できるメモリやストレージの容量は大きくなりますがコストもかかります。「VPS(仮想専用サーバー)」は1台のサーバーを共有して使う点は共用サーバーと同じですが、管理者権限があることと専用のメモリとCPUの割り当てがあるのが特徴です。

管理者権限があることによって、設定変更やゲームを含めた様々なアプリケーションのインストールなどが可能です。専用のメモリとCPUの割り当てがあるので、他のユーザーの影響も受けにくくなります。VPSは共用サーバーとしての自由度が高く専用サーバーよりもコストがかからないという点で、両者の長所をとり入れたサーバーだということができます。

海外のサービスと日本のレンタルサーバーの違い

マルチプレイができるゲームは海外のものが多く、利用人数や使用目的などを入力するだけで安価にマルチプレイの環境を提供してくれるサービスもあります。しかし機能はマルチプレイだけでユーザーが付加してゲームを改変できるmod環境が作れない、トラブルの対応が遅いなどのデメリットがあります。

日本のレンタルサーバーは海外のサービスと比べるとコストがかかりますが、日本語でコミュニケーションがとれ問題が発生したときの対応も速やかです。mod環境も構築できます。外国語に強くトラブル時の対応に自信があるなら海外のサービスを利用すればコストが抑えられますが、多様な楽しみ方を重視するなら日本のレンタルサーバーがよいでしょう。

マルチプレイで使いやすいConoHa VPS

ConoHa VPSは、GMOインターネット株式会社が提供しています。VPSは自由度の高いブログやメールのサーバーとして利用できますが、ConoHa VPSが世界で一番売れたゲーム「マインクラフト」用のマルチサーバーテンプレートを用意していることからも、ゲームのユーザーを意識したレンタルサーバーであることがわかります。

マルチサーバーとは、マルチプレイのときにアクセスするサーバーです。本来ならサーバーファイルの配置やアプリのインストールなどが必要ですが「かんたん管理ツール」を利用すれば、「マインクラフト」のマルチサーバーを自動で構築できます。

具体的な操作としては、「サーバー設定画面」にある「マインクラフト」の「サーバーテンプレート」をクリックするだけです。「マインクラフト マネージャー」を利用すれば、マルチサーバーの管理も簡単です。この機能によってゲームのバックアップやモードの変更が、ブラウザからマウスを使ってできます。

自動アップデートコマンドもあるので、HDDの故障など不測の事態でも慌てる必要はありません。ConoHa VPSには、キャラクターの見た目を変えることができる「マインクラフト」用のスキンも無料でついています。

初心者でもマルチプレイが楽しめるさくらのVPS

さくらインターネットが提供するさくらのVPSにも、ConoHa VPS同様に「マインクラフト」のマルチサーバーが簡単に構築できる仕組みがあります。さくらのVPSの場合は、「スタートアップスクリプト」を利用します。

「マインクラフト サーバー」(Java版)をインストールしたら、「マインクラフト」にログインします。「マルチプレイ」を選んで「サーバーを追加」をクリックし、割り当てられたIPアドレスを入力したら「サーバーに接続」でゲーム開始です。

この他にもさくらインターネットの公式スクリプトやユーザースクリプトが用意されており、検索もできます。石狩・大阪・東京の3つの地域に分かれており、地域ごとに料金が違うのがさくらのVPSの特徴です。月ごとの支払いもできますが、1年分をまとめて支払うと約1か月分の料金が安くなります。

512MBから利用でき、32Gまで7つのプランが選べます。

VPS(仮想専用サーバー)で快適なマルチプレイを!

マルチプレイはネットゲームやソーシャルゲームで、複数のプレイヤーが同時に干渉し合いながらプレイできるシステムやプレイそのものをいいます。自身でレンタルサーバーを借りて環境を構築することで、公式サーバーにはない新しい環境を作ったり身近な人とのプレイができるようになったりします。

日本のレンタルサーバーのVPSを利用して、マルチプレイを簡単に多彩に楽しむことが可能です。